AOS

【日米国際結婚/AOS】グリーンカード申請がDeniedされてからのその後

2020年11月にK-1ビザでアメリカに渡航し、12月頭に結婚、2021年に入ってから1月にAOSを申請するも申請料金不足で一旦rejectからの3月に再申請、そしてなんと9月にdeniedを食らったMikiです。笑

以前「グリーンカードが却下になった理由とこれからのこと」と言うタイトルで、なぜ私のグリーンカード(以下、GC)の申請が却下になったのか、そしてその後どうするのかについてお話ししました。
GCが却下になった理由とこれからのこと

今回はその後の進捗についてシェアします。

Motion to Reopenを申請してから承認されるまで

GCがDeniedされたのが9月半ば、そこから次のアクションを取るまでに30日間の猶予があります。もしその30日間の間に再申請や再審査の依頼などをしない場合、33日以内に国外に出る必要があります。

こちらの記事でもお話ししたように、私たちはMotion to Reopenという「追加書類を新たに提出した上で再審査の依頼」を出しました。提出した後のタイムラインはこちらです。

2021年
9月末   Motion to Reopen郵送
1週間後  Motion to Reopenの受領確認をした連絡を受け取る
12月中旬 承認され、denialが解除されたお知らせの手紙が届く

それぞれ詳しくみてみましょう。

Motion to Reopen郵送

Motion to Reopenが必要になる理由は人それぞれですが、私たちはジョイントスポンサーの設定が必要なのにそれが適切にできていなかったのが理由でした。
Motion to ReopenをするにはI-290Bという申請書、申請料金、そして追加に必要な書類を提出する必要があります。
I-290Bについての公式案内はこちら

私たちは

  • カバーレターとこれまでの経緯についての説明
  • I-290Bの申請書
  • 申請料金の小切手
  • 新しく建てたジョイントスポンサーの最新のtax return

をまとめて送りました。

Motion to Reopenの受領確認をした連絡を受け取る

郵送してから1週間ほどした時、私たちの申請書を受け取ったこと、そして再審査を開始するプロセスが始まることをお知らせする手紙を受け取りました。
90日以内に結果が出るとのことでした。

そこまで大きく頭を悩ませるものではありませんでしたが、私も夫も気になっていたのがMotion to Reopenがもし受理された後どんな流れでのプロセスになるかでした。というのも、Motion to Reopenがもし却下された場合、指定された期間にまたAOSを再提出すればOKだとは分かっていましたし、再提出したらしたで大体のタイムラインが予想できます。しかし、もし受理されてAOSの再提出が必要なく審査のプロセスに戻されった場合、果たして止まっていたところからの審査再開になるのか、それとも今プロセスがされているケースの一番後ろに追加になるのかがわからなかったからです。

ちなみにDeniedされた後に相談した移民弁護士さんもこの期間がわからないからMotion to ReopenではなくAOSを丸っと再提出するのも一つの方法だと言っていたので、誰もここはわからないみたいですね。

Motion to Reopenが承認された連絡を受け取る

12月半ば、USCISから1通の手紙が届き、私たちが申請したMotion to Reopenが受理され、Denialという決断が引き下げられたこと、そして私たちのGCの審査が再開されることをお知らせすることを知りました。
申請してからちょうど2ヶ月半ぐらいだったので、想定していたタイムラインといったところでしょうか。

ここからはまた待ちの期間になり、これからどんな風に審査が進むのか、タイムラインに関してはお楽しみに、という感じです。

想定外、EAD/APが承認された!?

1月に入ってから想定外の出来事が起こります。それはEADとAPが承認されたことです。

おさらいですが、EADとはGCが来る前に働くことができるための労働許可、本来GCの申請をしているAOSのプロセスの最中には国外に出ることができませんが、APという許可証を持っていると国外に出ることもできます。この二つはGCの申請をするときに一緒に申請することができます。

こちらの記事で詳しく解説しているので気になる方は読んでみてくださいね。
AOS申請提出書類のまとめと解説

さてそんなEADとAPですが、こちらはGCがDeniedになった時に同時にどちらも自動的にDeniedされました。Motion to Reopenが受理されてから特にこちらは気にせず「気長にGC待つか〜」なんて思っていたのですが厳密にいうと再度EADとAPを申請することもできました。AOSの申請中の人はEADとAPの申請費用は免除されますし。

ただ、特にしていませんでした。なぜかと言われたら特にそれが頭をかすめもしなかったからです。笑

ただ、1月半ばにふと「GCゲットするまでのタイムラインわからないし、EADとAPも再申請して、それぞれのケースの審査をできるだけ早めてもらう依頼も出してみよう」と思って以前出したEADとAPのケースナンバーを調べるためにUSCISマイページを開いてみると、なんと!!
“This case is reopened”の文字が・・・!!

Motion to Reopenを申請したのはグリーンカードを申請するためのI-485に対してのみだったのですが、なんとそれと一緒に申請していた、そして自動でdeniedされていたEADとAPどちらも、Motion to Reopenが受理された1ヶ月後にケースが再開となっていたのです。

そして何がびっくりしたかというと

1月20日 Case is reopened
1月21日 Case was approved
Card was mailed to you

という、ケースが再開されて、次の日には承認、そして承認された次の日に郵送とステータスがとんとん拍子で変わったことです。ちなみに今この記事を買いいている今日、2022年1月25日にステータスを見てみると「郵送業者に引き渡しました」とあり、今その郵送物がどこにあるか追跡できる追跡番号も手に入りました。追跡番号によると27日には手元に届くようです。

Expedite申請

今回EADとAPでは嬉しいサプライズがありましたが、そのサプライズがなかったら元々再申請しようと思っていました。そして再申請するときに「審査を優先して進めてもらうように依頼」することも検討していました。
この、審査を優先してもらう、緊急性を持ってやってもらう申請のことをExpedite requestと言います。

元々EAD/APの申請をしてそちらに対してExpedite requestを送ろうと思っていましたがその必要がなくなったので、私はせめてとも思いI-485、グリーンカードの申請に対してExpedite Requestを送ることにしました。

Expedite申請の仕方や対象などはこちらの公式サイトから確認できます。

How to make an Expedite Request?

このExpedite requestは

  • 人道的に緊急事態がある場合
  • 経済的な理由がある場合
  • 政府関係や非営利団体関連で緊急手続きが必要な場合

などの状況に当てはまる場合に依頼することができます。

依頼が通るかどうかの明確なラインはなく、あくま依頼してみて通ればラッキーという感じですが、

  • USCISへの電話での依頼
  • サイトのチャットを通しての依頼

二種類あります。

USCISへ電話したことがある人はわかるかも知れませんが、なかなか繋がらず、オペレーターと話ができるのも結構労力を使うので私はサイトのチャットを通して依頼しました。

実際に依頼してみて思いましたが、理由に関しても今の段階で詳しく説明する必要はなく、あくまで上にあげた理由の中から一つ選んで伝えて終わりです。もしそれを証明する書類の提出が必要な場合にまた連絡が来るとのことでした。

USCISのページを見ると、今の段階ではGCの申請で「Expedite Requestを受け取りました」という文言が反映されているので、今後どんな流れになるか乞うご期待です。