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【日米国際結婚/AOS】I-864項目ごとの記入例

前回の記事ではスポンサーが記入するI-864のインストラクションの内容を紹介しました。今回の記事では実際に記入項目を見ながら記入すべきことを確認していきましょう!

I-864のインストラクションを見る

グリーンカード申請、提出書類まとめはこちら

ビザ申請に必要な書類や申請料金などはその時々によって変わります。

こちらで記載するものは2021年5月時点での情報をまとめていますが、皆さんが申請する時にはこちらのブログは参考にしつつも必ず最新情報を確認してくださいね!

Part 1, Basis For Filing Affidavit Support

こちらはスポンサーになる人の名前、そしてそのスポンサーがどんな立場かを示すものです。私の場合は結婚したパートナーがスポンサーになったので、一番初めの空欄はパートナーの名前、そしてaにチェックを入れました。

Part 2. Information about the Principal Immigrant

ここからは、今回スポンサーをする相手、つまりグリーンカードを申請している私たちの情報を記入していきます。

1

こちらは移民として申請している私たちの名前を入れます。結婚してから名前が変わる人は新しい名前で記入しましょう。

2

こちらには郵便物が届く先の住所です。大抵の方は今住んでいる場所の住所ですかね!

3

ここには皆さんの国籍、誕生日、おなじみA-number、日中の連絡先を記入しましょう
USCISのオンラインサイトでアカウントを持っている人は記入します。後々登録しておくと申請した書類の状況のチェックに使うこともできるので、今でも後でも登録しておくことをお勧めします。

Part 3. Information about the Immigrants you are sponsoring

ここではスポンサーをする移民の情報を記入します。インストラクションにも書きましたが、スポンサーは一人に対してのみではなく複数名に対してすることができ、また過去に移民のスポンサーになった場合にはそのまま継続してスポンサーでい続けることになります。

1-3

スポンサーをする対象の移民についてです。もしAOSを申請する本人以外の家族をスポンサーする場合など、自分に合った項目にチェックを入れましょう。

私の場合は結婚したパートナーがスポンサーとなり、私はここでいうthe principal immigrantなので、1のYesにチェックを入れました。

4-28

もしみなさんの申請だけではなく、他の家族なども一緒にスポンサーをしてもらう場合はそれぞれの家族の情報を記入していきましょう。

29

The principal immigrantを含め、何人スポンサーするかを記入します。私の場合は私一人のみなので1と記入しました。

Part 4. Information about you(sponsor)

ここからはスポンサー自身の情報を記入していきます。

1-4

スポンサーとなる人の名前を記入し、郵送先住所も記入します。

もし現在の居住地の住所が記載した郵送先住所と異なる場合は4に現住所を記載しましょう。私は郵送先住所も現在居住しているところも同じなので3はYesをチェックして、4の項目はスキップです。

現在の居住国、出生に関する情報、ソーシャルセキュリティ番号等を記入していきます。

スポンサーであるためにはインストラクションで記載したようにアメリカ市民、法的永住権保持者、アメリカ国籍保持者である必要があるので、こちらの情報の記入が必要になります。

私のパートナーはアメリカ生まれ育ちのアメリカ市民なので11 aにチェック、A-numberはないので記入しませんでした。

もしスポンサーにある人が現在アメリカの軍事関係でお仕事をしている場合は14のyesにチェックを入れます。

Part 5. Sponsor’s Household size

ここではスポンサーの世帯についての質問が書かれています。

質問は以下の通りです。

この申請書でスポンサーをする人の人数
1)Part 3-29で記載した、スポンサーする人の人数

この申請書でスポンサーをしない人の人数
2)あなた自身
3)もし今婚姻関係にあれば1を記入
4)現在扶養中の子供の数
5)その他扶養している人の数
6)I-864、I-864EZの申請ですでに永住居住者のスポンサーをしている場合はその人数
7)もし収入の申告の際に、居住地が同じ家族や兄弟の収入も一緒に申請する場合、その人数
8)1-7までの人数の合計

Part 6. Sponsor’s Employment and Income

1-7

現在の勤め先について記入します。自営業の方は4にチェック!

8-19

もしスポンサーをするにあたって世帯内の家族などの収入も合わせて申請する場合、その人の名前、関係性と現在の収入を記入しましょう。

20-22

現在の世帯の合計収入を記入します。Part 6の前項で記入した、自身の収入、記載した他の人の収入を全て合計したものを記入しましょう。

収入の申請を合計する人として記載した人がもしそれぞれI-864を記入しなければいけない人であれば21にチェック。もし記載した人自身が永住権を申請する移民である場合には別途I-864を作成する必要がないので、22をチェックした上で該当者の名前を記載しましょう。

23-25

過去3年間政府への税申告を行なったか、過去3年間の合計収入を記入していきます。補助資料として一番最後に行った税申告の書類のコピーの提出が必要ですが、もし希望で亜r馬過去3年分の税申告の証明書を提出することもできます。

もし税申告を免除されていてしていない場合25にチェックを入れますが、税申告が免除されていることを証明する書類も補助書類として提出が必要になります。

Part 7. Use of Assets to Supplement Income (Optional)

収入に関してはインストラクションの解説でも記載した通り、政府が定めるpoverty lineを超えていれば問題ありませんが、現在保有している資産に関しても、申請の補助資料として提出することができます。もしその資産を申告する場合はこちらに記入していきますが、タイトルにOptionalと書かれている通り、記入必須ではありません。

1-5

現在の銀行口座残高、不動産の査定額や不動産収入額、株等の金融資産の現在の資産価値を記入しましょう。また、収入の申請に同世帯内の家族等の収入も合計で申告することができましたが、もし資産についても同様申告する場合は記入します。

6-10

スポンサーされる移民の資産状況を記入します。こちらも前項と同じく、銀行残高、不動産屋株等の現在の資産価値を記入します。

10にはPart 7で記載した資産の合計金額を記入しましょう。

Part 8. Sponsor’s contact, statement, contact information, declaration, certification, and signature

こちらにはスポンサーとなることがどうことか、もしこの書類にサインしなかったら、など注意事項が書かれています。ぜひこちらはスポンサーとなる方によく呼んでもらいましょう。また、インストラクションの中のPenalty(罰則)の項目にもしっかり目を通し、同意した上でサインをしてもらいましょう。

ここでは書いてある内容について簡単にまとめます(完全な翻訳ではなく、あくまでこんな感じ、とふわっと説明するのであくまで参考程度に・・・・)

この書類にサインすることは移民法や国家の法律により、特定の責任があなたに生まれるということを了承していることを意味します。これから書かれていることは、問われる責任について書かれています。I-864にサインをする前に以下の記載内容をよく読んでください。もしここに記載されている責任について理解できない場合、弁護士または相当する代理人に相談することをお勧めします。

What is the legal effect of my signing form I-864?

永住権の申請や現在持っているビザのステータス変更等で申請を行う移民のスポンサーとしてこの書類にサインするということは、あなたとアメリカ政府との間での誓約を交わすこととを意味します。申請をする移民が法的に永住者となる審査の上でこの契約書が用いられます。

この契約書によって、

この契約書において、申請をしている移民が今後アメリカ政府から生活保護等の補助を受ける可能性がないこと、そしてアメリカ政府は、もし申請している移民が必要な際、あなたの収入や資産を用いることができるものとみなされることをあなたは理解しています。

What if I choose not to sing form I-864?

アメリカ政府は、意に反してあなたにこのI-864申請書にサインをすることを強制することはできません。しかし、あなたがこの申請書にサインしないことで申請を行う移民がアメリカ合衆国の法的永住者になれない可能性があります。

What does signing form I-864 require me to do?

ここに画像を貼り付けてください

あなたが署名したI-864を使用して申請している移民がアメリカの法的永住者となった場合、あなたはI-864によって誓約する義務が終了するまで、以下のことをしなければいけません。

A) 申請を行っている移民が政府の定めるPoverty Lineの125%の収入が得られるように、必要な補助や支援を行うこと。(もしスポンサーが今現在アメリカ軍または軍事関係で働いており、スポンサーする対象があなたの配偶者や21歳以下の子供の場合はPoverty lineの100%)

B)もし住所の変更等があった場合、変更があってから30日以内にI-865という申請書を使用してUSCISに通告すること。

What other consequences are there?

あなたが署名したI-864を使用して申請している移民がアメリカの法的永住者となった場合、あなたはI-864によって誓約する義務が終了するまで、アメリカ政府はあなたの収入、資産は申請する移民が利用できるものとみなします。もし移民自身が国、あるいは州ごとの低所得者向け給付金や支援の受け取り申請等を行った場合、スポンサーであるあなたの収入、資産も彼らの収入、資産としてみなされます。

ここでいう支援というものは医療時の緊急支援、短期的かつ非金銭的な経済緩和、National School Lunch and Child Nutritionによって提供されるサポート、公共感染症に関する感染予防や検査、治療、もしくはElementary and Secondary Education Actにおける低所得者向けのプログラムに対しては適用外となります。

What if I do not fulfill my obligations?

あなたが署名したI-864を使用して申請して法的に永住者になった移民に対してあなたが十分な支援、サポートを行わなかった場合、この移民はこの支援に関してあなたのことを法的に訴える可能性があります。

もし、この申請書によって永住権を獲得した移民自信が、国/州/郡いずれかの低所得者向けの救済支援(生活保護)を支給する場合、支給を行った団体からあなたに、支給した相当額を返済するように請求される可能性があります。この返済を行わなかった場合、移民に対して支援を行なった団体は、あなたが返済するべき額に対して訴訟を起こす可能性もあります。

もし訴訟が起き、判決があなたの意に反するものであった場合、訴訟した人あるいは団体は法的手続きに基づいて判決を施行する可能性があります。また、あなたは弁護士費用やその他収集するための費用を支払う必要がある場合もあります。

あなたの住所等の情報に変更があった場合、30日以内にI-865を使用してUSCISに変更申請を行わなかった場合、USCISは罰金をあなたに課すことができます。

When will these obligations end?

I-864にサインすることで発生するあなたへの責務は、法的永住者となった移民が以下のいずれかの状態になった場合には終了します。

  1. アメリカ市民になったとき
  2. 就労した、もしくは40 四半期以上に値する労働を行った場合
  3. 強制送還の命令を受けながらも永住権の保持のための申請を行い、新しいステータスの変更のために新しい扶養サポートを申請した場合
  4. 亡くなった場合

注意:離婚することではI-864によって生まれた責務の終了にはならない。

I-864によって発生するあなたへの責務は、あなた自身が死亡した場合にも終了する。死後に発生した遺産に対して、移民のサポート等の責任で利用されることはないが、生前から蓄積した資産に関しては必要に応じで移民へのサポートの責任下で利用される可能性がある。

Sponsor’s Statement

スポンサーとなる人が英語を理解し、上記の注意事項、塩津文字高やインストラクションを読んだのであればaにチェック、もし通訳や翻訳を第3機関に依頼する、もしくは書類の準備を弁護士やその他エージェンシーに依頼して作成している場合はそれぞれ該当する項目にチェックを入れます。

Sponsor’s contact information

こちらにはスポンサーとなる人の連絡先を記入しましょう。

Sponsor’s declaration and certification

ここから書かれているものは、スポンサーとしてサインする人の宣誓と確認です。

提出した書類は全て編集を加えていない書類の原本を印刷したものであり、USCISまたは国務省は後日、必要であれば原本の提出を要請する可能性があることを理解しています。その上で、USCISもしくは国務省が、私が申請するものに対して適切かどうか判断するために、いかなる全ての情報を提供することを了承します。

また、私はこの申請書の中で提供した情報やUSCIS、国務省に提出した情報を、移民法西たがい必要な場合にその他の機関や人に共有されることを理解しています。

虚偽申請に対する罰則のもと、私がこの申請書の中で提出する書類や補助書類は私自身によって提出、あるいは提出することへの承認がされ、ここに含まれる情報や提出する全ての書類が全て正しく、完全で、偽りがないことを保証します。

 

  • 私は自分がサインしたこの扶養証明の内容を理解しています。
  • 私はPart8に記載されている全ての責務を読み、理解し、Part 3で記載した移民が法的な永住者になるために自分の意思で、そして責任逃避することなく、全ての責務をおうことに対して合意します。
  • 私はこのI-864の責務において何か訴訟があった場合、政府や州の司法権に従うことに合意します。
  • この書類の補助資料として提出した納税証明書は改ざんなどは一切なく、IRSに実際に帝捨した納税申告のコピーです。
  • この申請書でスポンサーをする移民と婚姻関係にある場合、離婚や別居など婚姻関係の有無に関わらずI-864を通して発生する責務は継続することを理解しています。
  • 私は私自身の情報を、Social Security AdministrationからUSCISや国務省に共有されることを認めます。

Sponsor’s signature

と、ここまできてやっとスポンサーのサインです。
この書類にサインすることで発生する責務があるので、インストラクション含め申請書内でも、発生する責務についての注意書きのウェイトがすごく多いですね。

こちらはスポンサーになる人のサインを書いてもらいましょう。私の場合は結婚したパートナーの署名です。

Part 9, Interpreter’s contact information, certification, and signature

もしこちらの書類の作成に翻訳会社や通訳を雇って作成した場合、そちらの情報を記入していきましょう。

Part 10, Contact information, declaration, and signature of the person preparing this affidavit, it other than the sponsor

もしこの書類自体を弁護士を通して作成していたり、何か代行会社を使って、スポンサー本人以外が作成した場合、その人や機関の名前、住所、連絡先等を記入します。

Part 11, Additional Information

もし記入箇所やスペースが足りない場合はこちらのスペースを使って記入することができます。ここに書ききれない場合は別紙にて提出することも可能で、その場合には必ずそれぞれの別紙資料にどのPartのどの箇所に対する追加の説明かをわかりやすく明記しましょう。

 

書いている私自身息切れしてきましたが、以上がI-864の項目ごとに記入例になります!

また、記入する際には公式サイトにあるForm Filing tipsに目を通しておくのもおすすめです。

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