前回の記事で無事に申請書類の準備が完了し、無事に書類を送りました!
今日は書類を提出してからのことをお話ししたいと思います。
実は、この期間はみなさんすごく不安になりがちです。なぜかというと、
6ヶ月ぐらい平気で何も音沙汰がなく、進展が一切わからないから。
この待ち時間に関して、3ヶ月ぐらいだったという人もいれば6ヶ月ぐらいかかった人もいます。これはその時の政権だったり時期にもよるのかな、と思います。
ちなみに私は10月末に書類を提出してthanksgivingもchristmasも挟んだので覚悟はしていましたが結局6ヶ月かかりました。
今日は書類を申請してから
- NOA2が来るまでのタイムライン
- 何を受け取るのか
- 待っている期間にできること
についてまとめていきたいと思います。
NOA1までの期間と受け取るもの
書類を提出し、無事にUSCISに到着すると、まず行われるのが申請料金の引き落としです。その後、約1-2週間ほどでNotice of Actionというものが送られてきます。
こんな見た目の紙です。米国籍パートナーの住所に届きます。
ここで注意したいのは、このNOA1はあくまで「申請書類受け取りました、これから審査に移ります」というAction開始のお知らせなだけなので、このお知らせがきたから書類に不備がなかったというわけではないということです。
ここからしばらく待ちの期間になります。この待っている期間、何か少しでも進展がわかれば、と思うのですが、全くもって進捗を確認することはできません。ひたすら待ち続けるしかないのがしんどいです・・・
ただ、どうしても不安。こんなに待ってるっておかしくない?なんて不安になる気持ちもすごくわかります。そんな時におすすめなのがVISA Journeyというサイトです。
こちらのサイトはとっても優秀で、私ももっと早く使い方調べればよかったなあ、なんて思っているのですが、「今ビザの申請にどれぐらいの期間がかかっているか」「自分と同時期に申請した人がどんなステップに進んでいるか」なんていうこともチェックできるサイトです。
公式のサイトではなく、あくまでビザ申請者がそれぞれの情報を記入して、その情報をもとにされているので参考程度にしていただきたいのですが、不安な方は覗いてみるのもいいかもしれないですね!
ちなみにVisa Journeyの活用方法についてはこちらの記事にまとめているので、ぜひ参考にしてみてください!
NOA1-2までの間にできること
NOA1から2までの間、すごく待ち時間が長い割にできることが少ないのもなかなか辛いところ・・・
NOA2が来てからはやらなければいけないことや準備すべきものが多いのですが、そのやらなければいけないことにはケースナンバーというNOA2が来てから受け取るものが必要だったり、健康診断なんかは面接日が予約されていないとできなかったり・・・
ただ、やっておいて損はないことはいくつかあるので、まとめていきたいと思います。
戸籍謄本を自分で翻訳しておく
ビザの面接の際、そして渡米後のグリーンカードへの切り替えの際にも提出が必要になる戸籍謄本(戸籍抄本/出生証明書)ですが、必ず英訳したものも提出する必要があります。
こちらに関しては公的機関の翻訳である必要はなく、特にフォーマットも指定されていません。なので、もちろんお金を払って翻訳会社に翻訳してもらうという人もいますが、自分で翻訳する人も多いです。私も翻訳は自分でしました。
翻訳の仕方や英訳の例は別の記事にまとめたので、こちらも参考にしてみてください。
一回翻訳しておけば、いざNOA2がきてからも、渡米した後の提出も、戸籍謄本の発行日を変えるだけで使いまわせるので事前にしておくのがおすすめです。
ワクチンの接種歴を調べる、事前に摂取する
ビザ取得の前には指定病院で健康診断を受けなければいけないのですが、ここで値段を大きく左右するのがワクチンの追加接種です。
健康診断がどんな内容で行われたかに関してはまた別の記事にまとめますが、健康診断当日には過去のワクチン接種歴を母子手帳や接種証明書などで提示する必要があります。この過去のワクチン歴がわからないと「じゃあ全部打っときますか!」となるのですが、そうすると健康診断の会計が6万円を余裕で超えていきます・・・泣
もし摂取が必要なワクチンを打っていなかった、なんて時には健康診断まで待っているのはもったいない!!というのも、自治体によっては抗体検査やワクチン接種のため補助金がでたり、無料でやってくれるところもあります。
例えば東京港区では風疹の抗体検査費用を助成、抗体価が低い人のための予防接種費用の助成があります。
これはもちろん港区だけではなく自治体によっても設けている制度や助成金の種類は変わってくると思うので、ご自身のワクチン歴のチェックだけではなく足りなさそうなものはこういった制度を使って事前に摂取しておくことがおすすめです。
ビザ申請時期によってはインフルエンザワクチンの接種もする必要があるのですが、こちらに関しても健康診断でやるよりも事前に最寄りの病院などでやった方が安いです。ビザの申請はトータルでも結構なコストがかかってくるので、節約できるところはどんどん節約していきましょう!
婦人科検診を済ませておく
これは、女性全てにおすすめしたいです。
私はいざ面接を1ヶ月後に控えた時にふと思い立って「ブライダルチェック」をしに婦人科にいきました。過去に検診で引っかかったことがなかったので、「今回もどうせ何もなくだろうな」なんて呑気に受診しましたが、結果2回の精密検査になり、渡米が予定よりも数週間遅れました。
私の場合は結果経過観察になり数週間の予定変更ですみましたが、人によっては渡米前の婦人科検診で手術が急に決まったり入院が決まった人もいます。
そして、そんな全ての人が声を揃えていうのが「定期検診絶対行って!!」ということです。
婦人科系の病気は気づかないうちに進行していた、ただの重い生理痛だと思って放置していた、なんて人も多いと思います。私はそれこそ生理も予定通りに来るし、生理痛も人並み程度だと思っていたので、それまで婦人科検診にかかったことはありませんでした。
今では、長い待ち時間の初めの方で検診系は全て終わらせておけばよかったと思っています。
治療関係を済ませる、薬をストックし始める
こちらも一つ前の項目に似ていますが、終わらせるべきは婦人科検診だけではありません。歯医者、皮膚科、その他にも人間ドック・・・医療関係は極力治療しきってしまいましょう。というのも、日本の保険のシステムは本当にすごいです。安心して医療を受け、そしてそれに対しての支払いもすごく安い。これの恩恵は浴びれるうちに浴びきっておくのがおすすめです。
もちろん渡米後も保険に入って病院にかかることは出来はしますが、自分に合った病院を探すのも、母語でない言葉で医療機関にかかるのも、そして医療費に怯えるのも、極力したくないじゃないですか。笑
あと、もし日常的に服用している薬があるのであればそれをもらってストックし始めるのもいいと思います。私はアトピーもち、アレルギーもたくさんあって、いつも使っている塗り薬から飲み薬、色々あるのですが、それを病院に行くたびに少しずつ多めに処方してもらってストックし始めました。
もちろんゆくゆくはアメリカでも成分が似ていたり自分に合った薬を探さなきゃな、と思いますが、見つかるまでの間のつなぎとしてあるに越したことはないと思います。
病院の一回の診察で処方できる薬の量には限度があり、毎回好きなだけもらえるというわけではないので、時間があるうちから少しずつ多めにもらって貯めていくのがおすすめです。
荷物を送る
荷物をどうやって送るか悩まれている人も多いですよね。私の周りでは
- 数ヶ月かかるけど船便を使って送る
- 自分が渡米するときに追加料金を払って一緒に持っていく
という2つのパターンがありました。
船便の場合、3-5ヶ月ほどかかるものもあるので、事前に送りたいものはもう荷造りして送ってしまうのもありですね。ただ、今回のコロナの期間には「夏には渡米できると思ったから全て送っちゃったけど、大使館が面接全部キャンセルしてて渡米もっと先になりそう・・・」なんていう夏服難民の方がいました。
自分が渡米する時に持っていったという人は、実際にかかる費用を計算したら船便とそこまで大きな差ではなかったから、もう全て自分で持っていってしまう、と言っていました。
もちろん空港へ行ったり空港で荷物をピックアップするのも大変かもしれませんが、荷物がちゃんと届くかヒヤヒヤしなくていいのもありますし、最終的に少し多いぐらいの料金で済むのであれば、一緒に持っていくのもいいかもしれませんね。
ちなみに私はビザ申請する時アメリカにいたので、日本に帰ってくる時にほとんどの荷物はアメリカに置いてきて、ビザ発行停止された最中もアメリカに行ったのでその時にまた荷物をたくさん持っていき、本格的に移住する時にまた持っていき、という感じで荷物を持ってきました。
NOA2までの期間と受け取るもの
さて、NOA1を受け取った後に受け取るのがNOA2です。NOA2は提出した申請書類が無事に受理され、次のステップに進めますよ、の合図だと思ってください。
NOA2のレター
まずは米国籍パートナーの自宅にこちらのような紙が届きます。
右上に赤で囲ったところが、認証された申請書の期限、つまりこの期限内にK-1ビザの取得まで漕ぎ着けてくださいねという期限です。
ただ、こちらの期限は延長することも可能です。
というのも、病院の予約がなかなか取れなかった、仕事の関係で日程の都合がつかなかった、書類を集めるのに時間がかかった、なんていう事情だったり、私が申請した時であれば「コロナの関係で大使館が面接そもそもしてなかった」なんていう、のっぴきならない理由もあったりするので、延長の申請をすることができるのです。
延長申請の嘆願書の書き方についてはこちらの記事にまとめています。
ケースナンバーの書かれた紙
NOA2の手紙がアメリカの住所に届いてから1ヶ月後ぐらいに日本の住所にこんな感じの封筒に入った
こんな紙が届きます。
ここに記載されているのが待ち侘びていたケースナンバー!!
この手紙を受け取ることで警察庁での犯罪経歴書を申請できたり、面接のための書類の記入に進むことができます。
こちらのケースナンバーの記載された紙ですが、私はまずはメールで受信し、その数日後に紙で日本の住所に送られてきました。
できる限り早く手続きをしたい人は、NOA2がきて数週間経った後USCISに電話して聞くこともできるみたいですが、電話の待ち時間は長いわ、繋がったとしても「あと2週間待っても来なかったら電話して」と突っぱねられる人もいるわ・・・なので、個人的に特に問い合わせせずに待っててもいいんじゃないかな、と思います。
NOA2が来て、ケースナンバーの記載された紙がきた後にインストラクションという紙の束が入った封筒が送られてきます。
見た目はこんな感じのA4サイズの白い封筒です。(しわくちゃ笑)
この中に入っていたものは
- 承認されたI-129F
- 家庭内暴力に直面した時の注意
- 今後の手続きに関してのインストラクショ
の3つで、下二つに関しては英語と日本語で入っています。
入っている書類の内容に関しては正直ネットで調べてわかるものばかりなのですが、このインストラクションを受け取ると「面接の予約をしてもいいですよ」のサインになります。
コロナ禍ではNOA2も来て、ケースナンバーも来て、準備が万端だったのにインストラクションが来ないせいで面接に進めない人がたくさんいました。
自分のビザのステータスを確認できるサイトがあるのですが、そこで「あなたは面接に進んでいいですよ」となっていても、インストラクションを受領していないと厳密には面接には進めないようです。
というのも、私もビザのステータスを確認できるサイトで「ready」「あなたは面接にいつでも進めます」となっているのにインストラクションだけ受領していない状態で、大使館に問い合わせをしたのですが、「インストラクションを受け取ってから面接予約をしてください」と言われてしまいました。
インストラクション受取前に面接は可能?
一つ前の章で「基本的にはインストラクションを受け取ってから面接に進む」と書きましたが、正直受け取る前でも面接予約をすること自体は可能ですし、面接をそのまま受けることも可能だと思います。
というのも、特に面接予約の際にインストラクション内にある情報を入れるわけでもなく、面接の際にもインストラクションに同封されていた書類の提出が必要なわけでもないからです。
ただ、大使館としてはインストラクション→面接の流れにしてほしいとのことなので、インストラクションを受け取る前に面接を受けてしまった場合どうなるのかはわかりません。(ごめんなさい)
まあ最悪の場合、面接だけ先に受けて追加書類の提出求められたら出せばいいだけの話なのですが。
ちょっと思った以上に長い記事になってしまった・・・・
次はNOA2が来てからやることについてまとめていきたいと思います!