K-1 Visa

【日米国際結婚】期限に間に合わない!!期限を延長する嘆願書の書き方

K-1ビザ取得に向けた面接で必要な書類の中で、期限延長嘆願書についてのお話を軽くしました。今回はこちらの書類にフォーカスを当ててお話をしていきたいと思います。

NOA2には期限がある?期限の見つけ方

I-129FというKビザ申請の一番初めに送る申請書ですが、それが承認されるとNOA2(Notice of action/ Notice of approval)という紙を受け取ります。この紙を受け取るとビザ取得に向けて後半戦に入っていくのですが、この承認された申請書には期限があります期限は承認されてから4ヶ月です。

期限の見つけ方ですが、I-129Fが承認されてからすぐ、まずアメリカ市民パートナーのもとに手紙が届きます。見た目としてはNOA1と変わらないのですが、こんな紙です。

  1. 申請者(アメリカ人市民)の名前
  2. 日本人婚約者の名前

そして、①と②の間の赤い部分にはビザ申請者を識別するAlian number(通称A-number)というものが記載されています。こちらは面接時に提出する証明写真の後ろに記載したり、渡米後のグリーンカードの切り替え時にもこの番号を記入する場所がたくさんあるので覚えておきましょう。

そして、その下にある赤で囲った場所が承認されたI-129Fの期限です。

私の申請は3月6日におり、期限は4ヶ月後の7月5日となっています。

つまり、この日までに私はビザ取得をする必要があるということですね。

期限の延長はどんな時にする?

「4ヶ月も期間があって時間もたっぷりある感じがするのに、なんで期限の延長が必要なの?」と疑問に思う方もいるかもしれません。

もともとは

  • 仕事の関係ですぐに面接を受けることができない
  • 必要な書類の準備にどうしても時間がかかる
  • 健康上の理由から期限内にビザ面接まで出来なさそう

など、特別な理由がある場合を考慮して期限が延長できるようになっていました。

期限延長の方法としては、まずは大使館に問い合わせをします。その際にどのように延長申請すべきかの方法を教えてもらうことができますが、通常であれば大使館に連絡し、事情を説明したのち、面接時に期限延長の嘆願書を持っていく、というフローのようです。

ただ、期限がまだたくさんある内の延長申請というのはできないようで、期限があと1ヶ月しかない!なんて時に大使館に連絡してみるのがいいとか。

早い段階で期限に間に合わないことがわかっているのであれば、安心するためにもまず大使館に連絡して相談してみるのもいいと思います。

私が期限延長をした理由

さて、それでは「なぜ私が期限を延長したか」ですが、ズバリ「それ以外方法がなかったから」です。

私は2019年11月に申請をスタートし、NOA2が3月頭におりました。通常であれば夏までには問題なくビザを取得して渡米しているはずでしたが、NOA2がおりた2020年3月には世界的にコロナウイルス感染症が拡大し、アメリカ大使館もビザの発行業務やビザ発行のための面接が全面的にキャンセルになりました。

その後も当時のトランプ大統領より移民受け入れ停止の発表があり、緊急を除き大使館での面接は実質8月ぐらいまで予約さえできない状態でした。

コロナ禍でビザの申請をしていた人、特に私と同じタイムラインで申請をしていた人たちはみんな承認されたI-129Fの期限を過ぎていたと思います。

一つ前の項目でお話ししたように、通常であれば大使館に期限内にビザ取得までできない理由を大使館に申告した上で期限延長の嘆願書を面接時に持参するのが通常の流れですが、私が申請した時には実質的に承認されたI-129Fの期限はないものとされていたと思います。

私は念の為面接時に期限延長の嘆願書を持参しましたが、実際面接官の人も「なにこれ?」という感じでしたし(オイ)、私が面接を受けた前後の人で嘆願書は持っていかなかったし期限はバッチリ切れていたけれど問題なかった、という人が結構いました。

これはコロナ禍で特殊な環境なので、もしこれを読んでいる皆さんが期限延長する必要がありそうな時には必ず大使館に確認してみましょう

私の作った期限延長の嘆願書

それでは、私が実際に提出した嘆願書についてシェアしていきたいと思います。こちらは特に指定されたフォーマットはなく、ネットで調べたりいろんなフォーマットを参考にして作成しました。

必ず含む内容としては

  1. 自分達のケースがわかる番号、ケースナンバーなど
  2. 期限延長を申請する理由
  3. まだビザを持って米国に入国した場合、3ヶ月以内に入籍する意思がある一言

以上の3点です。

正直こちらに関して、本当に指定のフォーマットがないのでどれが正解とも言えませんが、過去のいろんな先輩方のブログなども参考に、上記の3点を含めていればいいと思い、このように作成しました。

フォーマットをダウンロードする

一から作るのは面倒だと思うので、Word、Pagesの書式でファイルを置いておきます!

それぞれカッコの中の部分はご自身の情報に変え、理由や面接を受ける大使館の住所などに関しても皆さんの都合に合わせて変えていただければと思います。