ビザの申請といえば、たくさんの書類・・・
せっかく時間も労力もかけて書類を集めたのであれば、できる限りスムーズに書類を提出して、そして極力スムーズに処理されて欲しいですよね。
実は私はビザを所得してから気づいたのですが、USCISはしっかり「書類を送るとき、こうしてくれると助かるよ」と言ったtipsを公式ホームページでまとめています。
K-1ビザの取得の際もそうですが、AOSの申請時にも役立つ情報なので、それぞれのセクションがどんなことを言っているのか詳しくみていきましょう。ここでは一語一句正しく翻訳するわけではなく、大体の内容を伝えやすくまとめています。英語が得意な方は、公式のページの方も目を通しておくといいかなと思います。
Form Filing Tips
申請費用、ビザ申請可能な要項、申請金支払い方法や提出が求められる書類、そしてその書類の提出先はビザのタイプによって変わります。
これから記載されていることは書類の提出や手続きをスムーズにするためのヒントになります。
Complete Your Form Accurately
ここでは「書類を正確に記入しましょう」ということが書かれており、特にミスが多い項目が箇条書きで挙げられています。
- 署名は忘れずに!
- 申請書類は最新のフォームを使いましょう!パソコンで記入してからプリントしましょう。ここからダウンロードができます。
- 全ての項目をしっかり記入しましょう
- もし手書きで記入する場合は黒のインクを使ってください。手書きの場合は丁寧な読みやすい文字で書きましょう
- 蛍光マーカーや修正液、修正テープは使わないでください。書類の処理に使用するスキャナーで正確に読み込めない可能性があります
- もし記入ミスがあった場合はまた新しい紙に記入し直してください
- もし複数の書類を提出する場合、それぞれの書類の同じ箇所に名前、誕生日、もしあればA-Numberを記載してください
- 正しい申請料金を確認しましょう。ここから料金が確認できます。料金が間違っている場合、他の書類が揃っていても一旦リジェクトします
- 両面コピーはせず、片面コピーで印刷してください。
Assemble Your Application, Petition, or Request
記入に関する注意事項の後、ここからは実際の提出の際のことが記載されています。
書類の並べ方
1)この順番でまとめることをお勧めします
- 申請料金(小切手、クレジットカードからの引き落とし申請書など)
- もし小切手やマネーオーダーで支払う場合、小切手/マネーオーダーにAーNumberもしくは申請者がわかる識別番号を記載してください。クレジットカードで支払う場合はこちらのページを参考にしてください。
- G-1145ビザの進捗などをメールやテキストで受け取るための申請書
- G-28申請を弁護士や代理人が行う場合に提出が必要なもの
- 申請書類
- 追加書類
- 各申請書でもし追加書類や証明するための書類提出が指定されていたら提出しましょう
- 追加書類は英語である必要があります。英語以外のものは英語に翻訳されたものを提出しましょう
- こちらから指定していない限り、原本ではなくコピーの提出で結構です。もしこちらからの指定で原本を提出していただく場合、返却されない可能性があります
- 追加の書類を提出する場合、あなたの名前と、もしお持ちであればAーNumberを記載してください。また、ページ数もふってください(11ページ中1ページ目、のような感じ。英語だとPage 1 of 11みたいに記載すればOK!)
- 追加資料も両面印刷ではなく片面印刷したものを提出してください
2)封筒に「Original Submission/ 書類提出」「Response to Request for Additional Information/求められた追加資料」など記載しましょう
3)封筒とカバーレターの中にどんな書類が入っているのかを記載しましょう(I-129, I-130, I-690など)
4)提出する書類を準備している時、これらのことに気をつけてください
- バインダーやフォルダーは使わなくてください。
- 申請書が分厚いときは上部を穴あけパンチで開けて留め具で止めたりしても大丈夫です
- 付箋を貼ってそれぞれの書類がどこかを示してもOKです。その場合は横ではなく下部に貼ってください
- ホッチキス等は使わないでください。穴を開けてまとめたりクリップでまとめるのは大丈夫です
- こちらから指定がない限り原本は提出しないでください
- 必要でない限り、提出書類より大きな紙は提出しないでください
- 全ての書類は片面コピーで!両面コピーはダメダメ!
5)もし一つの封筒で複数の申請書を送付する場合、輪ゴムや穴あけタイプのファイルでわかりやすく分けてください
6)もし追加資料の提出を求められて何か提出する場合、追加資料の申請を求めたお知らせの紙を一番上にしてください。また、指定された封筒を使用しましょう
7)もしすでに提出した書類に追加で何か提出する場合“Brief for (Appeal/Motion)” とかいたカバーレターを提出する書類の一番上にしましょう。
Mail Your Application, Petition, or Request
- それぞれのビザに合わせて必要な場所に郵送しましょう。USPS, FedEx, DHL,UPSなどを使って提出することができます
- もし間違った住所に申請書を送ってしまった場合、再度申請者の元に送り返すので正しい住所を再確認した上で再提出してください
- 全ての申請書類はホームページからダウンロードすることも、または問い合わせして郵送、メールにて送ってもらうことも可能です
私の申請した時の話
ちょっとここからは少し私の話を・・・
というのも、この記事を見ている方の中にはこれからK-1ビザ申請する!という人もいればこれからグリーンカードへの切り替えをする、なんて人もいるかもしれません。
ビザの申請前って調べれば調べるほどわからないことだったり知らない用語だったりで不安になりますよね・・・
実は、私が今回紹介したこのfiling tipsというページを私自身が見つけたのは、なんとK-1ビザ取得後です。笑
しかもK-1ビザ申請の時にはここで「しないでね」って書かれているファイルにそれぞれ入れて提出しました。笑
ぱっと見は綺麗にまとまってていいかもしれませんが・・・
多分受け取った人からしたらいちいち出してスキャンして、という作業が面倒だったはず。(ごめんなさい)
でも、それでも無事にビザは降りてアメリカに移住できています!
なので、今回ここにあげたFiling tipsもあくまで参考程度に、最後の確認として使っていただければと思います。
ここにあげたことができてないからビザが通らないとか、処理に普通以上の時間がかかるなんてことはないと思うので安心してくださいね!
少しでも皆さんの参考になったら嬉しいです